2017年12月21日木曜日

賀茂神社と室山城跡を訪ねて

シーボルトも絶賛した播磨灘

オランダ商館・医師シーボルトは1826年長崎から江戸へ出向く途中、海路で室津に立寄り、その時のことを記した「江戸参府紀行」で、賀茂神社(本殿を含めて8棟の建造物が国の重要文化財に指定)から播磨灘を眺め「日本で最も美しい景色の一つ」とたたえています。

湊口御番所


大阪城の巨石

この巨石は、豊臣秀吉が大阪城築城の際、石垣に使用するため、西国大名が運ぶ途中たまたま落としたものと伝えられています。灯籠の端と呼ばれている船着場近くの海底に沈んでいました。1972年(昭和47年)室津漁港修築工事の際引揚げられ湊口番所跡に置かれています。

賀茂神社

賀茂神社は、京都の上賀茂神社と同じ祭神(加茂別雷神)をまつり、流造(ながれつくり)、桧皮葺(ひわだぶき)の五つの社殿が並び、本殿の前に唐門を建て、回廊がとりかこんでいます。本殿と8棟の建築物が国の重要文化財に指定されています。
兵庫県天然記念物・ソテツ群
この神社は、本殿と拝殿が境内を隔てて建っているのが特色で、飛び拝殿といい、非常に珍しいものだそうです。境内にソテツの群生があり、日本最北端のソテツ群として兵庫県の天然記念物にも指定されています。
たつの市御津町室津75

賀茂神社の小五月祭り

賀茂神社の例祭として春に開催されます。同じ例祭の「夏越祭り」が男の祭りであるのに対して、「小五月(こさつき)祭り」は女の祭りです。この祭りは平安後期に室津の長者の娘が、賀茂神社へ棹(さお)の歌を奉納したのがキッカケです。今でも女の子はきれいな衣装を着て棹の歌を奉納します。「棹の歌」は兵庫県重要無形民俗文化財に登録されています。この祭は、毎年4月の第1土・日曜日に行われます。

浄運寺


貝堀りの井戸

法然上人が、飲み水に困っている室津の人々のために、貝で掘ったという「淡水の井戸」です。

室山城跡

室山城は浦上政宗の居城として知られています。政宗は小寺氏との同盟を結ぶため、1564年(永禄7年)に小寺氏の家老・黒田職隆の娘(黒田官兵衛の妹)と、政宗の次男・浦上清宗の婚礼当日、赤松政秀の奇襲を受けて親子ともに討ち死、城は炎上し廃城となりました。現在城址に遺構はありません。
たつの市御津町室津

下記の地図で所在地をご確認ください。



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